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がん闘病日誌

膵臓癌抗がん剤ができない・・・1クール目治療副作用で中止〜膵臓癌闘病ブログ3

Anti-cancer drug cannot be used

67歳の父に膵臓癌(すい臓ガン)が見つかり、抗がん剤の治療がスタートしました。

初日の副作用はそれほどでもなく、順調かと思っていたのですが、1クール目から中止を宣告されることになってしまいました。

 

体重の減少で膵臓癌の抗がん剤治療を中止:1クール目

Pancreatic cancer Weight loss

1クール目1週目の抗がん剤治療が終わり、2週目に突入しました。

抗がん剤の副作用で食欲もなく、フラフラな状態で医大を受診。

そこで本人、家族ともに衝撃な先生からの宣告がありました。

 

抗がん剤ができないと言われる

受診後間も無く先生に、「このままでは抗がん剤で命を落としかねないので、いったん中止しましょう」と言われます。

もちろん続ける気持ちは満々だったので、寝耳に水でした。

これには本人も家族もガックリ。

現在の父のステージは3で、俗に言われるボーダーラインすい臓がん。

(抗がん剤でガンが小さくなれば手術ができるが、ならなければ転移などで進んでステージ4になる)

死刑宣告のような気持ちになりました。

 

体重減少の推移

抗がん剤を始めて体重がみるみるうちに減ったことが、父の場合の続けられない理由でした。

体重の推移
  • 10月・・・66kg
  • 11月・・・55kg
  • 12月(抗がん剤開始直前)・・・56kg
  • 抗がん剤開始1週間後・・・51kg

抗がん剤を投与し始めて初日はうどんなどの炭水化物も少量ですが食べることができていました。

しかし、3日目以降1食につきイチゴを2〜3粒、みかん一房程度しか口にできない日々が続き、みるみる体重が減少。

先生にはこれ以上の体重減少は危険と判断され、1週間の抗がん剤治療の中止を宣告されたのでした。

 

中止期間中に食べられるようになったもの

ただ、抗がん剤の治療は1週間おやすみにはなりましたが、その間に食欲は少しずつ戻ってきたようです。

「食べられないことは死ぬことや」と長男に諭され、本人も必死に食べられるものを探してみます。

それもその時食べられても味覚が変わって毎日食べられるわけではないことがほとんど。

父の場合は抗がん剤の副作用による味覚異常で、通常より食べ物が甘く感じてしまって喉を通らないとのことでした。

そんな中でも、抗がん剤を中止した週に食べられたものが以下。

抗がん剤中止週に食べられたもの
  • コーラ
  • ドーナツ
  • 茶碗蒸し
  • ピリ辛きゅうり
  • 甘くないすき焼き

すい臓がんが発覚してから、ジャンクフードを避けていましたが、「食べれるものはなんでも食べてください!」と先生に言われたこともあり、ジャンクフードを試してみました。

その中でもコーラは飲みやすいらしく、たくさん飲めていました。

普段なら避けたいところですが、カロリーも高いので飲めるだけ飲む週になりそうです。

ドーナツも甘いものがより甘く感じるだけなので少しの抵抗だけで飲み込むことができるそうで、某有名ドーナツ屋さんのポンデを1つペロリと食べられた時には、全員で胸をなで下ろしました。

その後は本人に食べることへの意欲・自信がついたようで、色々な食べ物を少しずつ食べられるようになってきています。

来週の抗がん剤治療を再スタートするために、一生懸命食べられるものを探しながらの生活が今週は主となっています。

糖質はカロリーも高いけれど癌細胞も大の好物。

食べられるようになったら野菜スープなど免疫力を高めるものを中心に食べていってもらいたいと思います。

 

膵臓癌の抗がん剤はゲムシタビンとアブラキサンを点滴投与

Pancreatic cancer Intravenous drip

中止した抗がん剤ですが、主に投与したのは

  • ゲムシタビン
  • アブラキサン

の抗がん剤。

 

点滴で投与しましたが、初回からこれなので、先生には「次回始めるときは1種類にしましょう」と提案を受けました。

そのため、次は「ゲムシタビンの単独療法」となりそうです。

しかし、ゲムシタビンとアブラキサンの併用療法はガンを縮小させる力が従来行われていたゲムシタビンの単独療法より強く、生存期間を延長させる効果が高いことが明らかになっているとのこと。

父の場合は全身状態を早く良好な状態に持っていき、併用治療を再開できるようにすることも次の目標となりました。

 

膵臓癌抗がん剤で始まった脱毛

すい臓がんの抗がん剤治療1クール目の5日目ほどで多少の脱毛が始まりました。

父はもともと毛が濃い方ではなかったので、家族から見ると「そんなに変化あるかな?」と言う程度でしたが、本人は守っていた毛なのでショックが大きかったようです。

長男がバリカンで全部刈り取ることを提案しましたが、本人の意思を尊重して自然になくなるまで見守ることとなりました。

 

最後に

抗がん剤の治療は一旦1週間の休憩を挟むことになりましたが、現在は食欲も少し戻ってきているので、次回の治療にむけて前向きに頑張っています。

子供や孫たちと食べると雰囲気に流されて食べることができるようなので、食事の時間は義務にならないようにできるだけ楽しく・食べられるものから食べていってもらえるように家族もサポートしていきたいと思っています。

 

すい臓がん発覚までに10kgも体重が減少していることが悔やまれるねという話もしました。

地元のクリニックをたらい回しにされたこと、大病院への受診を両親にすぐに勧められなかったことも悔やまれます。

今となっては後の祭りですが、私たち家族も身体の異常に気付いたらすぐに精密な検査をしようと意識が変わりました。



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