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38週の妊婦検診から家に帰れず、そのままサミティベート病院で出産となりました。
その様子やスタッフさんの対応やかかった時間など、お伝えしていきたいと思います。
◆38週の検診
◆入院生活
サミティベート病院で出産!分娩室行きまでの流れ
私の場合、38週の妊婦検診で子宮口が4cmまで開いていたので、そのまま産婦人科で出産のパッケージや同意書の説明を受けました。
日本語通訳さんがお願いすれば横についてくれるので、言語の心配は全くナシでした。
▪︎出産のパッケージ(無痛分娩、帝王切開の同意書)
▪︎麻酔についての同意書
妊婦と他に立会人(夫)のサインを数箇所にします。
その後、デポジットとして先に自然分娩の費用約20万バーツ弱を会計で支払いました。
※クレジットカード使用可能
それが終わると、分娩室へGO!
妊婦は車椅子にて連れていってくれます。
という状態だったので、自分でも今日産まれるのか?半信半疑です。
分娩室にて無痛分娩の麻酔
分娩室に着いたら、まずは着替えて再び尿検査。
その後、ベッドの上で血液をとります。
分娩室にいる時間が長丁場になる人もいるかもなので、携帯の充電など気になる場合は、臨月になったら延長コードを携帯しとくor家族に持ってきたもらうのもアリかと思います。
生まれた直後に電源切れてて写真撮れないのは嫌ですしね。
でも、充電機なくてもナースさんに頼んだら充電してくれると思います!
手の甲に注射され、血液を取った後は抗生物質を投与されました。
※サミティベでの出産時には、破水や会陰切開・帝王切開などで感染のリスクが上がるため、抗生物質をあらかじめ点滴で投与しておくらしい
右手には血圧計、お腹には胎児の心拍と陣痛を測るモニター取り付け。
点滴の準備が済んだら、硬膜外麻酔にうつります。
麻酔科医の先生と、ナースさん3人がかり。
第二子を日本で無痛分娩をした時よりもかなり手厚い印象です(産院による)。
ベッドの上で横向きに丸くなって、背中に注射。
が、それ以降は特に問題なく。
麻酔科医の先生が固定してくれたら、仰向けに戻ります。
その後感覚のテストをしてくれ(首のあたりに垂らした水と、足のあたりに垂らした水どっちが冷たいか?など)、反応が正常ならそのまま子宮口が開くまで待機です。
足は痺れてくるので、トイレにはいけず、2時間おきに尿道カテーテルで尿を取ってくれました。
この処置の間も、通訳さんが今何をしてるところですと逐一説明してくれたので、日本語で安心してやり取りできました。
その後もちょくちょくナースさんが様子を見に来てくれます。
分娩室で出産までの流れ
13:00頃
<麻酔後1時間>
担当の産婦人科の先生が来て、子宮口の開き具合を、見にきてくれました。
当初4cm〜.5cm程度だったので、子宮口が開きやすいように鉗子(かんし)をつっこまれ、めっちゃぐりぐりされる!!
ナースさんはお腹をめっちゃ押してくる!
日本では自然に進むことを待ってくれることが多いですが、サミティベでは早く出産させるために良いことぜんぶするって感じでしたね。
無痛分娩では、痛みが和らぐ反面、
•陣痛の力(子宮収縮の強さ)が少し弱まること
•自然に子宮口が開くスピードが遅くなること
があります。
そのため、医師が手や器具(鉗子など)で子宮口を刺激・拡張して、開きを促すことがあります。
これは日本でもタイでも、無痛分娩中によく見られる対応とのこと。
先生は、4cmから6cmになったよ!としたり顔でした。
14:00頃
<麻酔開始2時間>
- 陣痛は5分おきになる
- 尿をとってもらう
麻酔がきいているので、足が痺れてます。
ナースさんが尿をとりに来てくれました。
そしてこのタイミングで破水してました。
陣痛が何分おきに来てるかも自分ではわからず、聞いてみて初めて5分おきにきてると知りました。
麻酔の力すごいですね〜。
15:00
<麻酔後3時間>
- 先生の回診
子宮口の開きチェックで、8cmくらいとのこと。
陣痛が弱いので、三回くらいいきんでくださいとのことで、やりました。
このタイミングで、産まれた時の写真とりたいなら、そろそろ家族呼んでねと言われました。
そして、早く産まれて欲しいなら陣痛促進剤打つよと言われましたが、自然の流れに任せることにしました。
早めたい人は先生に言えば打ってもらえるみたいです。
※陣痛促進剤にもリスクはありますが、このタイミングで打ってれば心拍下がらなくて帝王切開にならなかったのに…!とかいうパターンも考えられますので、色々考えて判断は慎重にするのが良いかと思います
ちなみに、このタイミングで陣痛促進剤を投与してもらった友人は、
「サミティベの無痛分娩、痛かった〜!!」と言ってましたので、陣痛を強めると麻酔の効きにも影響する場合あるかもです。
痛くなったら先生に言うと強めてもらえたりしますので、遠慮せずに言っていくのが良さそう。
16:00頃
<麻酔後4時間>
子宮口の開きが進まず、ナース長みたいな人が来て焦ってる感が感じられる!
帝王切開になる場合は、子宮口が開かず、胎児の心拍が下がったらということだったので、ナース長に焦られるそぶり見せられると、私も内心ドキドキでした。
陣痛も痛くはないので、早く開くのを願って待つのみ。。。
17:00
<麻酔開始5時間>
無痛分娩の麻酔が強すぎて?全然進まず、ようやく9cm。
ナースさんに身体の態勢を変えてもらったり、子宮口確認&ちょっといきんでみたりをしてました。
17:30
<麻酔開始5時間半後>
子宮口が全開になったので、先生を呼ぶとのこと。
急にベッドから足をかける台が出現し、お産の準備をナースさんが急ピッチで進めてくれました。
いきみかたがわからなくて(もう4人目なのに!?)、ナースさんに態勢教えてもらって練習しながら、先生の到着を待ちます。
17:40
先生到着。
もうサミティベの仕事は終わってて、私服で来られました。
先生がすぐに着替えて分娩開始。
※先生が来る時に、通訳が必要なら呼べます。
「息を吸って、両足を下から持って、息を止めて下半身に力を入れる!」
と言われ、指示通りに。
「もっと長くー!!長くできるでしょー!?」
「あー、あとちょっとなのに!」
「もう終わり!?笑 もっと長くするの!」
などと言われながらナースさん2人、先生、通訳さんと笑いもありがなら、和気あいあいと出産。
無痛分娩なので痛みは前駆陣痛くらいしかないので、あとは力の入れ具合だけでして。
会陰切開はしなくて済んだんですが、結局少し切れて縫合してもらったので一緒^^;…
先生の分娩開始から15分程度で産まれました。
(初産の場合は1時間くらいかかる方も多いかなと思います)
ちなみに翌日、15分しか真剣にいきんでないのに腕とお尻あたり筋肉痛になってました(歳かな…)。
夫は立ち会いだったので、臍の緒を切らせてもらえました。
日本では過去3人ともしてないので4人目にして初体験です!
赤ちゃんをクリーンアップして、その後写真撮影時間をいただきました。
お姉ちゃんたちや夫と写真を好きなだけ撮ってOK。
ナースさんたちも先生も撮ってくれました。
その後初乳をあげて、ご飯をもらいます。
ご飯はお産が始まる前に何が良いか聞かれて、(ヨーロピアン、日本食、タイ料理などから)、クイッティアウにしました。
けれど、疲れた胃には優しい感じでした。
出産後2時間分娩室にいて、赤ちゃんは先に病棟の小児科へ。
ワクチン接種や身体の異常がないかチェックしてもらうのにお別れ。
分娩室では最後尿を取ってもらい、子宮チェックされておしまいでした。
と感じるくらい、サミティベの無痛分娩の麻酔完璧でしたよ。
※麻酔の効きには個人差もありますので参考程度
2時間後わたしは病棟へ移動させてもらい、就寝です。
サミティベでは入院中何かあればナースコールとは別に、ネット上で色々伝えることができます▼
これは便利!と思いましたが。。
ここまででサミティベでの出産初日はおしまいでした。
サミティベート病院タイバンコクでの出産で思うこと
サミティベでの出産ですが、個人的には人手も多くケアが行き届いており、良かったなと感じています。
ただ、大事な場面では通訳さんを呼べますが、普段のケアはタイ語と英語のスタッフさんだけなので、ちょっとしたことに言語的な不便を感じる場合はあるかと思います。
日本と比べてどうだったのか?ですが。
※産院によると思うので参考程度
サミティベでの無痛分娩は日本より麻酔がキツく、お産が進みにくいなと感じました。
これが周りで無痛分娩→帝王切開の日本人妊婦さんがやたら多い理由か!と。納得。
そのかわり、痛みは最小限で出産まで眠いだけ〜といった感じ。
分娩は体力は使いますが、痛みはそれほどでもありませんでした。
スタッフさんの数も多く、安心感もすごい。
赤ちゃんの心拍が下がってしまったら無痛分娩→帝王切開になってしまうので、あかちゃんの胎動も普段通り感じているなら、陣痛結構進んだなというタイミングで行くのが良さそうですね。
ちなみに私は時間が伸びて(麻酔開始から6時間弱)追加で抗生物質&麻酔の費用7000バーツほどかかりました。
経産婦でこれなのだから、初産だともっとかかりそう…とも思います。
陣痛促進剤を使用する可能性も頭に入れて(リスクなど勉強して)から望んだ方が良いかもしれません。
そしてそして、サミティベでは担当医制で産婦人科でのかかりつけ医の先生が分娩も担当するのですが。
私の出産の日は先生バケーション中!
結局臨時で予約した女医の先生に38週の検診から出産入院中までお世話になりました。
まぁ計画ではないので、そういうことも起こります、致し方ナシ。
ちなみに担当の先生も、臨時の先生も女医さんでしたがとても雰囲気よく、不満点ナシでした!