タイでは、男性用男子便小便器に氷が大量に入っていることがあります。
よく見られる場所や、その理由や効果についてお伝えしていきます。
※不快に感じる方もいるかもしれませんが、これは一般的なトイレ設備の話です
タイの小便器に氷
タイの男性用小便器には、氷が大量に入っていることがあります。
昔は、日本の居酒屋・バー・ナイトクラブ・パチンコ店などで、トイレの臭い対策として氷を入れることがありました。
小便器に氷を入れる光景はほとんど見られなくなっています。
現在の日本でも、ごく一部の古い飲食店やローカルなバーでは、まだ氷を使っているところもあるようです。
タイで小便器に氷がよく見られる場所
1. バーやナイトクラブ
→ お酒を提供する場所では、トイレの臭い対策として氷が使われることが多いです。
特に観光客向けのバーやクラブではよく見られます。
2. 屋台街やローカルのレストラン
→ エアコンのないオープンエアの飲食店では、トイレの換気が十分でないことがあるため、氷を入れて臭いを抑えることがあります。
3. ショッピングモールのフードコート付近のトイレ
→ すべてではありませんが、人の出入りが多いトイレでは、清潔さを保つために氷が使われることがあります。
4. 高速道路のサービスエリアやガソリンスタンドのトイレ
→ ローカルのガソリンスタンドや休憩所のトイレでも、氷が使われることがあります。
特に清掃の頻度が少ない場所では、氷を使うことで臭い対策をしていることがあります。
5. 一部のホテルやオフィスビル
→ 高級ホテルではあまり見かけませんが、ローカル向けの中級ホテルや古いオフィスビルでは氷を入れている場合があります。
小便器に氷の理由と効果
タイの便器や小便器に氷が入っているのは、主に臭い対策・排水管の詰まり防止・コスト削減のためです。
特に、換気が十分でない場所や、定期的な清掃が難しい環境では、氷が効果的な方法として使われることが多いです。
- 臭いを抑えるため
- 清潔さを保つため
- 排水管の詰まりを防ぐため
- コスト削減
1. 臭いを抑えるため
氷を入れることで尿の温度を下げ、アンモニアなどの臭い成分が揮発するのを抑えます。氷が溶けることで流れる水の量も増え、臭いが軽減されます。
2. 清潔さを保つため
氷が溶けることで常に水が流れる状態になり、汚れが付きにくくなります。また、氷自体も多少の洗浄効果があります。
3. 排水管の詰まりを防ぐため
氷が溶けることで排水管の中を冷やし、尿石(ミネラル成分の固まり)の蓄積を抑える効果があります。
4. コストが安い
芳香剤や専用の洗浄液を使うよりも、氷は安価で手に入りやすいため、コスト削減にもなります。
この方法はタイだけでなく、アメリカやヨーロッパのバーやレストランでも見られます。
特に屋外や換気が悪い場所では効果的なので、タイの一部の飲食店やナイトクラブでよく採用されています。
便器に氷が日本でほとんど見られなくなった理由
男子トイレに氷は、昔は日本でも見られました。
しかし、最近は消臭剤や自動洗浄機能付きの便器、トイレの空調設備の向上などにより、氷を使う必要がなくなってきました。
消臭・衛生管理技術の進化
→ 消臭スプレー、芳香剤、自動洗浄システムが普及し、氷より効果的な対策が取られるようになった。
水の使用量を抑える意識の向上
→ 氷を使うと水を大量に消費するため、エコ意識の高まりとともに廃止されていった。
衛生面の問題
→ 氷が汚れると不衛生に見えるため、清掃のしやすい芳香剤や洗浄剤のほうが好まれる。
コストと手間の問題
→ 氷の補充には手間とコストがかかるため、他の方法で代替されるようになった。
都市部のチェーン店や商業施設では、ほぼ見かけなくなっています。
タイではまだ見られるけど、日本ではほとんど見なくなったというのが現状です。