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サミティベート病院にて、無痛分娩で出産しました。
こちらでは、その後の入院生活やスタッフさんの対応について、お伝えしていきます。
サミティベート病院タイバンコクでの産後入院生活
私は日本人用の無痛分娩パッケージ120時間を利用しました。
実際に分娩室に入ったのは12時前頃でしたが、
「5日後の10:30頃に退院してくださいね〜」
とのことだったので、120時間の計測はシビアで申し込みにサインした段階から数えるようです。
※でも実際は12時を過ぎるまでお部屋も使わせてもらったので、退院の時間は結構甘く見てもらえるよう
サミティベート病院産後の入院生活0日目
産後お部屋にスタッフさんに運ばれてから、まだ無痛分娩の麻酔が完全には切れていないので4時間ほど1人での歩行は禁止でした。
それまではトイレに行きたかったらスタッフさんを呼んで、補助ありで一緒にトイレに連れて行ってもらうスタイル。
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サミティベート病院では専用のサイトがあって、これで呼んでねとのことでしたが…
運用を開始したばかりらしく、スタッフさんが見ていないことも多かったので、あまり使わなかったです。
ということで、ナースコールの方が早いので、個人的にはナースコールで十分でした。
スタッフさんは日本語話せませんが、トイレや赤ちゃん、ミルクなどキーワードは通じるので問題ないことが多いと思います。
麻酔が切れる時刻になったら、抗生物質を入れていた点滴も抜いてくれるので、1人で歩行可能です。
その後は赤ちゃんを3時間おきに連れてきて、授乳です。
座っていたら授乳クッションに良い感じに乗せて咥えさせてくれるので、初産婦でも安心。
何人目になっても痛いもんは痛い!ですね。
しかも授乳すると一緒に子宮も収縮するから、お腹も痛い!
お腹痛くなったらお股からめっちゃ血が出る!
と、出産後の妊婦過酷。
夜中も3時間おきに連れてきてくれるので、初日から睡眠は細切れ生活がスタートでした。
その合間に自分は血圧計で異常がないかなども逐一チェックしてくれ、スタッフさんこんなに良いんですかーくらい、丁寧で人手のたりてる看護をしていただけました。(ただし、タイ語と英語でよくわからんけど)
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お部屋はホテルみたいですね。
冷蔵庫に電子レンジ、食器(使ったら自分で洗う)、テレビ(NHK、Eテレ、アサヒ、フジ映る)など、必要なものは揃ってます。
ドライヤーや円座クッションも言えば入院期間中貸し出してくれます。
Wi-FIも通りが良いですし、1人分ならお布団も無料貸し出ししてくれるそう。
2セット目からは確か200B?要確認ですが、広いソファ もありますし、ファミリーで宿泊しても、問題ない快適さです。
夫はここで在宅勤務もしていましたが、カフェとかより快適ですね。
入院生活一日目
体重出産時より-4.2キロ
自分でトイレも行けるようになり、夜間授乳で寝てたら朝こっそり朝ごはんを置いていてくれました。
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シャケ定食、結構豪華。美味しかったです。
日本のお姫様みたいな産院のおしゃれご飯には敵いませんが、ここがタイであることを忘れさせるクオリティであります。
レモングラスの怪しいドリンク(写真左下)置かれてたから、飲まずに放置してたら、
ナースさんに飲め飲め言われました。
タイでは妊婦さん用のスペシャル栄養ドリンクだから、とのこと。
試すだけでも良いから!とめちゃおすすめされたので。
とりあえず飲み干し、飲めるけど美味しくはないね。と伝えときました…
なんでも、ミルクが出やすくなるらしいので、みなさんも頑張って飲んでください笑
毎食どれにするか選べるので、メニューを見て好きなものを選ぶのも楽しいです。
その後3時間おきの授乳はそのままなんですが、それぞれの先生から説明がちょくちょくあります。
説明の際は通訳さんもきてくれるので安心です。
- 小児科→赤ちゃんの検査や予防接種、今の状況など説明
- スケジュール→退院までに、いつリハビリやサービス、写真撮影やお祝い膳があるかの説明
- 産婦人科→悪露の様子確認
- 日本人ケア→日本人の提携病院のナースさん、産婦人科の先生に、悩みがあれば聞いていただける
サミティベでは細かく分業制。
掃除の担当だけでも細かく分かれていて、数十分おきに誰かが入ってくる感じでした。
手をかけられて安心と感じる反面、落ち着かないと感じる人もいるかもしれません。
食事は朝食→軽食→昼食→軽食→晩御飯
なので、常に何か食べている…
そして!
産婦人科の先生が出産祝いに赤ちゃんセット&お母さん用セットのプレゼントを持ってきてくれました。
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◆ママセット(母乳パッド、産褥ショーツブラ、産褥ナプキン、水コットン、ボディソープ、カバン)
◆赤ちゃんセット(靴下、服、靴、おくるみ、ぬいぐるみクッション枕、ブランケット、授乳ケープなど)
※産褥ナプキンは入院0日目から必要だったので、入院用のバッグに、多い日の夜用ナプキン&普通ナプキン各1セットくらいは自分で予備で用意して行った方が良いです。
そして、日本ではないサービスですが、午前&午後で15分ずつ、会陰部のウォーマーを使ったサービスがありました。
なんでも、温めて治りを早くするそう。
効果の程はよくわかりませんが、あったかくて気持ちいので良い。
入院生活2日目
体重出産時より-4.6キロ
3時間おきの授乳、小児科医の問診、マッサージ、会陰部ウォーマーのサービス、沐浴指導、産婦人科医の回診、日本人ナースさんの相談受付がありました。
クリームを処方してもらいつつ、ベビーが吸うの上手くなる&乳首柔らかくなるまでガマンの日々ですね…
小児科医の先生からは、ベビーの体重や様子の報告がありました。
そして、BCGとB肝の予防接種はこの日に行われました。
接種後の様子もつきっきりで見てくれて安心なので、これはこれで良いなと感じます。
沐浴指導は、タイ語か英語なので、正直何言ってるかよくわからないこともあるんですが笑
まぁベビーの身体を洗うのは日本もタイもそんなに大差はないので、ナースさんのやり方をウンウン聞いてみてればOKだと思います。
マッサージは5日プランだと2回ついていて、私は早速授乳で肩こりがすごかったので、首肩筋メインにグリグリほぐしてもらいました。
産婦人科の先生の回診では、会陰部の傷が順調に直ってきているか&子宮の戻りは順調かをチェックしていただけます。
特に問題なければOK。
入院中不安なことは書き留めたりして、日本人の相談ナースさんや女医さんがきてくださったときにまとめて聞くとかなり安心だと思います!
お部屋は広く、デリバリーもできるので、子供たちも学校帰りに来てご飯食べたり、毎日ホテル暮らしのような日々です。
快適。
入院生活3日目
授乳、会陰部ウォーマー、小児科医師の回診、マッサージサービス、ヘアケアサービス、エステサービス
3日目では、5日パッケージ付帯のサービスがありました。
◆ヘアケアサービス
:サミティベの育毛発毛医療を提供してるフロアにて、洗髪とドライヤーを丁寧にしていただけます。
◆エステサービス
:サミティベのイボなどの治療もしてくれるスキンケアセンターで、顔のマッサージエステ30分サービスがありました。
ビタミンの入ったジェルを塗りながら、顔をグリグリマッサージしてくれます。
ジェルが肌温度だったらもっと気持ち良かったと思いますが、それでも寝てしまいました。
仕上がりもすべすべでリラックスできます。
3日目では、出生届を提出する予定だったのですが、印刷しておらずデジタルをメールで送れば良いかなと思ってたのですが。
どうやら一緒にデジタルサインも送付しないといけないらしく、結局紙で印刷してきました。
仕事で使い慣れてる人はデジタルサインの方が楽ちんかとお思いますが、使ったことなくて調べるのが億劫な場合は、印刷物を持って行くのが早いです。
小児科医の回診では、黄疸が少し出てることと、体重が減ってるのでミルクを足します(30ml)と連絡がありました。
私は特に混合でも良い派なので、ぜひ足してくださいとお願いしました。
ここで、家に帰った時のために哺乳瓶使って自分であげたいとかいう場合は伝えておくと良いかと思います!
私はすでに哺乳瓶の使い方はわかるので、全てナーサリースタッフさんにお任せ。
黄疸は特にひどくない場合は、たくさん飲んでたくさん排泄物を出せば問題ないようなので、様子見です。
飲んで欲しい時はすぐ寝ちゃって張るから乳腺炎なりそう!
会陰部はちょっとマシになってきたけどトイレちょっと痛い!
と、至れり尽せりの産院で3日目でも、産後ママの悩みはつきませんね〜
サミティベ入院生活4日目
◆授乳、会陰部ウォーマー、小児科&産婦人科医師の回診、お祝い御膳
最初の3日間同様、授乳と医師の回診があり、赤ちゃんと自分の体調を見てくれます。
4日目になると座っても痛さを感じないくらい、会陰部の縫合箇所はマシになってきました。
5日プランで申し込んでいる場合、この日にお祝いの梅の花の御膳が夕ご飯に届きます。
我が家は子供(3/5/7)とおばあちゃん(合計6人)でこの日一緒に夕食をいただきました。
<元からついている夕飯>
・梅の花2人前
・病院食1食(選べる)
<デリバリーしたもの>
・ベラナポリのピザ2枚600B程度(うまい!)
ピザ2枚デリバリーして、ちょうど良い具合でした。
日本では綺麗なレストランで高級フレンチをお祝いとしている産院も多いので、
なんだか精進料理みたい〜、とも思いながら。
いただきます。
梅の花といえば、湯葉ですね。
男の人には物足りなかったようですが、産婦としては胃に優しくちょうどよかったです。
追加でオーダーすることもできますが、1人前追加2000B必要と言われました。
デリバリー&持ち込みOKなので、人が多い場合もデリバリーすれば好きなものを追加できるし良いかと思います!
サミティベ入院5日目:退院
この日は母乳の指導とニューボーンフォト撮影、赤ちゃんのスクリーニング検査、黄疸治療が追加でありました。
朝の早いうちに、ベビーにはスクリーニング検査と黄疸治療の青い光を浴びさせてもらえました。
※スクリーニング検査の結果は1ヶ月ほどかかる
写真撮影では、赤ちゃんの写真&ママと赤ちゃんの写真、そしてファミリーの写真を撮影してくれます。
病院着でも良いとは思いますが、着替える元気があるなら着替えた方が、後の見栄えが良いです。
撮影の出来上がり参考写真は、以下のサミティベビーインスタグラムでも見られます▼
https://www.instagram.com/samitivej_baby_jpn?igsh=aTNqNHUwdGpicXly
全ての写真を1つの動画にまとめてくれますので、なかなか思い出に残るものになると思います!
母乳指導では、乳首の咥えさせ方やだき方など、実際に動かしながら付き添ってくれます。
普段のナースさんたちもしてくれますが、こちらの方が丁寧な感じ。
うまくあげられない場合は、相談できます。
※私の場合は通訳さん来ませんでしたが、特に問題は感じず。お願いすれば通訳さんに来てもらえるかもしれませんので要確認
帰ってから沐浴だと余裕がないかもしれないので、私の場合は午前中に沐浴をお願いしておきました。
その後、会計までに、
◆医師の回診(赤ちゃんの黄疸がどうなったか、次の診断はいつかなど)
◆産婦人科医の回診(会陰部は問題ないか、次回の診察はいつかなど)
◆薬の処方(ビタミン剤、鎮痛剤など)
◆出生証明書を出しているかのチェック
◆お昼ごはん(10:30退院なのに12:00に無料でついてくる謎)
◆お祝いグッズ各種(オムツ、ボディソープ試供品など)
でたくさん人が来て、バタバタしているうちに授乳もしたりで、時間が結構かかっての退院でした。
パッケージの退院時刻は10:30頃の予定でしたが、実際にお部屋を出たのは13時前でした笑
部屋の利用超過による追加料金は、なしです。
サミティベート病院の出産入院でかかった費用
無痛分娩185000バーツ➕17000バーツ追加支払いで、合計は202000バーツ程度でした。
(無痛分娩の麻酔延長、抗生物質、黄疸の治療、ミルク代などで追加)
お祝いグッズで消耗品はほぼ満たされていました。
足りなかったのはナプキンだけなので、それ以外の消耗品は都度買った方が無駄がなさそうです。
▪︎お風呂用グッズ(コットン類、綿棒、アルコール、生理食塩水、ボディソープ)
▪︎オムツ(試供品も入れてNBサイズ1パック分くらい)
▪︎ミルク(エンファラック1缶)追加で飲ませたくて買った場合600B程度
▪︎おくるみ 3枚くらい
▪︎授乳ケープ 1枚
▪︎授乳クッション 1つ
▪︎ブランケット 2枚くらい
▪︎赤ちゃん用洗剤(哺乳瓶用、洗濯用)
▪︎ウェットティッシュ
など
※時期によって試供品なども異なる可能性が高いので参考程度
帰りはナースステーションのナースさん、ナーサリーステーションのナースさんが車まで見送りしてくれました。
荷物も運んでくれ、車椅子まで出して送ってくれるので、正直夫が来れなくても車さえ手配できれば1人で帰れます。
ベビーは薄い服上下とおくるみで帰りました。
おくるみもサミティベからもらったものだけでも十分事足りますね。
こだわりなければ。
我が家はタイ人の夫の同僚が出産祝いにかけつけてくれたので、その時にいただいたおくるみ巻いて退院しました。
と、退院までこんな感じでした。
次は赤ちゃんの黄疸の再検査と私、1週間後検診があって、またサミティベです。
(妊婦検診はめっちゃ周期あいてたのに、退院した途端手厚いw)
何はともあれ、無事に安心して産ませていただいて、快適に過ごさせていただけて、都内の総合病院で無痛分娩するよりずっと安い支払いだったので。