サミティヴェートで妊娠12週目の妊婦健診を受けてきました!
こちらでは、12週目で受けた検査内容や検査結果の分析、飲むサプリやかかった費用について、お伝えしていきます。
サミティベートで12週目の妊婦健診内容
サミティベートでの健診、12週目では、超音波検査と採血、子宮頸癌などの検査を行いました。
10時の予約で、血液検査まで終わったのが大体11時半頃でした。
- 超音波検査(エコー)
- NT検査
- 血清マーカー検査
- 血液検査
- 尿検査
日本でこの時期行われる検査と、大体同じ流れ。
超音波検査(エコー)・NT検査
◆通常エコー検査
胎児の心拍や大きさを確認しました。
大きさ6cm、体重79gだったので、特に問題のない範囲のよう。
今回エコー検査では、ダウン症の出生前診断(NT検査)も含まれており、先生は念入りに見てくださいました。
◆NT検査(胎児の首のむくみ測定)…胎児の首の後ろのむくみ(NT:nuchal translucency)を計測
ダウン症などの染色体異常があると、このNTが厚くなることがあるとされています。
うちの子のNTは1.07mmでした。
一般的に、NTは妊娠11週〜14週頃に測定され、3.0mm以下であれば「正常範囲」とされることが多いようです。

その他、心拍のリズムをあらゆる角度から、何回も見てくれていました。
心臓が正常に動いているか、リズムに異常がないかでダウン症の疑いをチェックしてくれました。
鼻の骨(鼻骨)が発達しているかどうか、頭の大きさ、手足の長さ、全体のバランスも細かくサイズチェックされました。
ダウン症の場合、鼻骨が見えにくかったり、手足が短いことが多いので、目安とされるようです。

特に怪しい所見なしとのことで、問診にうつりました。
検査後に、検査用紙をくれるので、自分の子供のサイズ感を確認できます。
我が家の胎児はこんな感じ▼サイズ感の参考になれば!
◆頭部計測(BPD, HC)
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BPD(児頭大横径): 2.25 cm(約13週5日相当)。正常範囲内。
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HC(頭囲): 8.41 cm(約13週5日相当)。妊娠週数に見合った範囲内。
◆腹囲(AC)
- AC(腹囲): 7.39 cm(約13週6日相当)。正常範囲内。
◆大腿骨長(FL)
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FL(大腿骨長): 1.12 cm(約13週2日相当)。やや大きめだが、許容範囲内(ほぼ上限近く)。
◆全長(CRL)
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CRL: 6.24 cm(約12週4日相当)。今回の値は標準的で特に問題なし
◆推定胎児体重(EFW)
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EFW: 79g(許容誤差±12g)。79gはやや上位ながら許容誤差内。おおむね標準範囲内
◆胎児の首のむくみ(NT)
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NT(項部透明帯厚): 1.18 mmです。NTは正常範囲内で、この値のみからはダウン症などの染色体異常リスクが特に高いとは考えられない。
◆羊水量(AFI)
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AFI(羊水指数): 2.57 cm。通常、単胎妊娠での正常なAFIは5~24cm程度。これと比較すると2.57cmは明らかに小さい。経過観察
◆子宮動脈検査(RI, PI, S/D)…赤ちゃんに流れていく血液検査
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右子宮動脈RI: 0.84、PI: 2.45、S/D比: 6.27 。血流抵抗は高め。妊娠中期以降の胎児発育遅延や母体高血圧症等のリスクをわずかに示す可能性あり。経過観察。
13週の中央値と比較しているので、羊水量や子宮動脈の値も小さく出てるかも…
まぁ妊婦はずっと経過観察なんで。

12週目サミティベ問診
さて、問診では、今の悩み事や今後の検査について相談できます。
超音波検査では特に問題ありませんでしたが、これでもダウン症のではない確率は60%とのこと。
次に血液検査を案内されます。
お金もかかるので、どの検査がどれくらいの料金かも提示してくれながら説明してくれました。
その結果、95%程度わかると先生が言ってくれた、血液検査することにしました▼▼
◆母体血清マーカー検査(スクリーニング検査) 1万バーツ くらい
種類 | 検査時期 | 説明 |
---|---|---|
初期コンバインド検査 | 妊娠11週~13週 | - 血液検査(PAPP-A、hCGなど)+胎児のNT測定(エコー) - ダウン症などのリスクを推定 |
クアトロ検査 | 妊娠15週~18週頃 | - 血液中の4種類の成分(AFP、hCG、uE3、Inhibin-A)を測る - ダウン症、18トリソミー、神経管閉鎖障害などを推定 |
▶︎ 注意点
これらは「診断」ではなく「リスク推定(確率)」です。
たとえば「あなたの赤ちゃんがダウン症の確率は1/200です」とか、そういう数字が出ます。
1/200以上の確率なら、確定診断を考えてくださいとのことでした。
センシティブな話題ですが、

近い家族に重度のダウン症がいますので、家族の大変さや本人の大変さも少しはわかっているつもりです。
確定なら堕すことも選択肢の1つです…。
その場合、時間の限られているので、早い決断が必要そうです。
12週〜:出生前診断(エコー)
12週:母体血清マーカー検査(1回目採血)
15週目:母体血清マーカー検査(2回目採血)
18週目:母体血清マーカー検査が出て陽性なら…
19週目:羊水検査で染色体異常確定なら…
20〜24週:中絶手術
※日本では22週以降中絶手術はできないが、タイでは24週まで医師の合意があればできる
そんなことはしたくないですが、何が起きるかは分かりませんからね、
流れを知っておくに越したことないですよね。
と、染色体異常の話はこのくらいにして…
その他、通常の血液検査と子宮頸癌の検査などを行いました。
結果が分かるのは次の妊婦健診(またい1ヶ月後!)とのこと。
検査ばかりで大変な時期ですね。
とりあえず胎児は今のところ順調なようで、よかったです。
12週目処方してくれた薬
13週目からはビタミン剤とカルシウムサプリ飲んだ方が良いよ〜と教えていただきました。
持ち合わせがないので、処方していただきました▼▼
◆ビタミン総合サプリ
OBIMIN-AZサプリは、妊娠中に必要なビタミンやミネラルがバランスよく含まれている、いわゆるマルチビタミンサプリ。
製造元はUNILAB PHARMACEUTICALS CO., LTDというタイの製薬会社。
このサプリは、妊娠中のビタミンやミネラルを補うために飲まれ、タイでは一般的に妊婦さんに処方される。
タイ国内で製造されているため、タイの病院やクリニックで購入されることが多い
◆カルシウムサプリ
CALVIN PLUSサプリメントは、カルシウムとビタミンDを補うために使用されるサプリ。
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カルシウム(600mg)は、妊娠中や更年期の骨密度を保つために重要
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ビタミンD(200 IU)は、カルシウムの吸収を助けるので、骨形成に欠かせない
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その他のミネラル(マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン、ホウ素)が、骨や筋肉、免疫に良い影響を与える
製造元はBIOPHARMというフィリピンの会社。
このサプリは、カルシウムとビタミンDを補うために特に人気があり、フィリピンではよく使用される。
カルシウムの吸収を助けるビタミンDが含まれているため、骨の健康をサポートする目的で広く使われる。
その他、他の人は必要ないと思いますが、痒み止めの薬とかももらいました。
サミティベ12週目妊婦健診にかかった費用
検査が立て込んでおりまして、お値段がすごいことに!
総計:23500バーツ !!!
おおよその金額では、
- ダウン症診断…7000バーツ
- お薬…2000バーツ (処方してもらうなら)
- 医者フィー…3000バーツ
- メディカルサプライとか…3500バーツ
- 検査パッケージ…8000バーツ

次の検診は1ヶ月後とのこと。
日本より一回一回の空き期間が長い感じがします。