バンコクで子供が3人ともRSウイルスにかかりました。
その際、タイ・バンコクのプロンポンにあるサミティベート病院で
診察・お薬をもらいました。
どういう処置・お薬をもらったのかを中心にその時の様子をお伝えしていきます。
子供3人がRSウイルスにかかる!
我が家は0歳・2歳・4歳ですが、バンコクで9月末から流行っているRSウイルスに3人ともかかりました。
呼吸器の感染症。
初めての感染では重症化しやすい
潜伏期間が2〜8日あるということでしたが、
我が家は水曜日くらいから上の子(4歳)が咳を出し始め、
それが2歳・0歳にうつり、翌日には3人とも痰が絡んだ咳が出るようになりました。
2歳児はRSウイルス初感染のため、症状3日目に痰の絡んだ咳と一緒に嘔吐。
4日目も咳と一緒に嘔吐。
0歳児は4日目には発熱38.7度。
咳がながびいて止まらず、痰も絡んで眠れず。
父親もついでうつりました。
そのため咳が出始めて4日目、家族全員でタイのバンコク・サミティベート病院に行くことにしました。
サミティベート病院の小児科でしてもらった処置
サミティベート病院では、小児科に行くと、まずは身長・体重・お熱を測りました。
次に酸素濃度も測ります。
94%以下になると、子供の場合は即入院らしいのですが、97%だったのでOK。
その後、割り当てられた先生のお部屋の前で待ちます。
※指定していなければ、その時間帯に空いている先生となり、
次回はその先生の予約を取ることになります。
うちは3人同時受診だったため、3人ともで女医先生のお部屋に入りました。
優しそうな先生で、入った時にラムネをもらったので
2歳・4歳の子供の心はバッチリつかんでくれたようです。
まず0歳児は入念に見てもらいました。
RSウイルスは年齢が小さいほど、初感染ほど重症化しやすいそう。
気管支炎が起きて、肺炎になって入院が必要になることも。
うちの0歳・2歳児は肺までは炎症がいっていませんでしたが、
呼吸はゼーゼー、と気管支炎になってました。
そのため、今回は院内の処置としては気管支拡張剤の吸入だけ行いました。
※息を吸い込むときに胸のろっ骨のあたりがへこむ様子があればすぐに病院に来てくださいと言われました。
気管支拡張剤の吸入
この機械をつけて、気管支を広げて呼吸を楽にするための吸入をしました。
0歳も2歳も最初暴れましたが、特にまずくもしんどくもないようなので
1〜2分で落ち着きました。
お願いすれば、アニメもかけてもらえます。
終わると自分が使ったものを渡されるのですが、これは貸し出しという形なようです。
次回にまた吸入する時に持参し、自分のものを使うことになっています。
(詳しい説明はありませんでしたが!)
2回目以降の診察
0歳児は特に重症化しやすいため、翌日にも来院を進められ、
次の日も吸入を行いました。
熱は下がっており、肺炎に移行する可能性が排除できるまで、
私の担当の先生は毎日診察したいようでした。
(結局2回行ってからは落ち着いたので来院していません)
必要だと思った時にだけ来院し、特に大丈夫そうならお断りすれば良いです。
日本人直通窓口に電話すれば、日本語ですぐにキャンセル・予約変更ができます。
電話番号:020-222-122(日本語/毎日7時~20時)
サミティベートの先生の良し悪しは、先生によってかなり違います。
一人一人がサミティベートの個室でクリニックを開いている感じをイメージしていただく方が近いかと。
どんな機械で検診を行うかによってお値段も全然違うし、
良い先生が当たったらその先生の名前を控えて、毎回同じ先生に予約するのが無難です。
診察後の経過
◆0歳児
2回通院。2回吸入。
その後は熱も下がり、肺の様子も正常だったため通院せず。
お薬はまずくて口に入れても出されましたが、薬を入れた日から少し長い時間寝られるように。
体力も回復してきて、なんとか肺炎に移行することなく
体調を戻すことができました。
◆2歳児
お薬をいただいて、当日の夜は痰を出す咳とともに吐き戻しましたが、
翌日にはかなり元気になって、そのまま少しずつ良くなりました。
◆4歳児
元々咳と鼻水が少し出る程度の症状で、気管支に炎症もなかったため、
お薬でそのまま良くなりました。
サミティベート病院の小児科で処方されたお薬
サミティベート病院では、それぞれ下記のお薬をもらいました。
効果・性能や安全性については個人的に調べたものなので、
薬名など参考程度にしていただければと思います。
0歳に処方された薬
- SINGULAIR
- Flemex Kids + BRONCHO
- Tempra Drop
◆シングレア(1日1回就寝前)
効能効果…気管支喘息、アレルギー性鼻炎
日本では1歳以上から処方されるお薬。
0歳の乳児には安全性が確立されていないとのこと。
◆Flemex:カルボシステイン(食後3回)
効能効果…痰切れを良くし、鼻水を出しやすくする
カルボシステインは日本では子供や赤ちゃんでも安心して使えるお薬とされています。
◆BRONCHO(食後3回)
効能効果…気管支炎を抑え、咳を止める
外国では喉を保護するお薬としてよく処方される。
子供用に配合されているよう。
◆Tempra Drop(発熱時)
効能効果…解熱作用
0歳児も使える弱い解熱剤。
大正製薬が作っているものでした。
2歳に処方された薬
- SINGULAIR
- Flemex Kids + BRONCHO
- Brompheniramine/Phenyphrine Syrup
- Mar Plus
◆シングレア(1日1回就寝前)
(0歳児のものと同じ)
◆Flemex:カルボシステイン(食後3回)
(0歳児のものと同じ)
◆フェニレフリン塩酸塩シロップ
鼻詰まりのお薬。
フェニレフリン塩酸塩が入っている鼻水どめは、子供でも使用できるものとして日本でも売られています。
下記参照:Amazonより
◆Mar Plus
鼻うがいのお薬。
難しくてできず!;;
4歳に処方された薬
- SINGULAIR
- Flemex Kids + BRONCHO
4歳児はRSでも咳・鼻水のみで悪化しにくく、
いわゆる風邪の諸症状だけだったので、0歳児に処方されたものと同じでした。
特に問題なく寛解。
まとめ
サミティベでRSウイルスに子供がかかった時には、
- 処置として喉の気管支が広がりやすくするための吸入
- 日本でも一般的に幼児に使われるお薬の対処療法
をしていただきました。
お値段は初診1人2000バーツほどでした。
(先生によって差が出ることがあります)
タイの女医さんはとっても優しくて、子供たちはそんなに嫌がりませんでした♪
吸入は先生によっては日本でも効果ある・ないで議論がありますが、
サミティベではRSウイルスが流行っていることもあり、吸入しているお子さんも多かったです。
以上、タイ・バンコクのサミティベート病院でRSウイルスに感染した時に受けた処置・お薬についてでした。