タイ・バンコクのサミティベート病院で出産予定のため、30代後半で出生前診断受けてきました。
サミティベート病院での流れ、受診結果や実際かかった費用などをお伝えしていきたいと思います。
サミティベート病院30代出生前診断
産婦人科での妊婦健診
一般的には10週〜11週で受けることが多いようですが、
私はサミティベで12週の時に受けました。
▶︎詳しい参考(サミティベ妊娠12週目記録記事)
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妊婦健診の際、医師から出生前診断(Prenatal Screening)の説明あり
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検査方法の選択肢(以下)について説明:
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従来型スクリーニング精度85%〜(私が受けたもの)
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NIPT(新型出生前診断)精度99%
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羊水検査(確定診断)確定100% 流産リスクあり
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出生前スクリーニング検査
12週の妊婦検診時に、出生前の初期スクリーニング検査も行いました。
血液検査は、週数によって正確性に差が出るため、サミティベでは2回に分けて行っていただけました。
超音波検査(NT測定):
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胎児の首のむくみ(NT:Nuchal Translucency)を測定
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経腹or経膣エコー(医師判断)
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※NTは3mm未満が目安。私は1.24mmで「良好」でした
血液検査(母体血清マーカー):
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血液検査(PAPP-A) …妊娠初期の血清マーカー
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母体年齢や体重と合わせ、リスク計算
その後、日を改めて2回目の血液検査( free β-hCG…血清マーカー、妊娠ホルモン関連)を行いました。

一般的には遅く、ギリギリ検査不能ではないレベル。
もうちょっと妊娠週数に寄り添って、早めに採血してくれても良いのに…と感じたりもしました。
これから受けられる方で、不安な場合は、先生にこの週数で良いのか?も聞いて置いた方が良さそうです。
結果の受け取り
検査の結果は、サミティベート病院に登録しているメールアドレスに送ってもらいました。
15週で2回目の血液検査があり、結果が出たのがもう18週に入っていました。

問い合わせをしたら、その日ちょうど結果が出たから、あとで送るね!と言われ、
これ問い合わせしてなかったらもっと遅かったんじゃ…と感じたりもしたので、
遅いと思ったら一度聞いてみる方が良いかもしれません。
期限のある話なので。
もし陽性なら、妊娠19週でNIPT → 10日後に結果 → 羊水検査にさらに2週間 → 妊娠22週
→ 中絶するかどうかの決断が、24週ギリギリになることもあります。
サミティベート病院30代出生前診断結果
さて、サミティベートで出生前診断を受けた結果もご報告して行こうかと思います。
検査項目 | 結果 | MoM(基準との比較) | 評価 |
---|---|---|---|
MS-AFP(母体血中アルファフェトプロテイン) | 55.81 ng/mL | 1.55 MoM | 正常範囲内 |
uE3(非結合エストリオール) | 4.22 nmol/L | 1.37 MoM | 正常範囲内 |
Total hCG | 52693 mIU/mL | 1.01 MoM | 正常範囲内 |
Inhibin-A | 168.76 pg/mL | 0.88 MoM | 正常範囲内 |
PAPP-A | 1596.45 ng/mL | 1.25 MoM | 正常範囲内 |
NT(頸部浮腫) | 1.24 mm | 0.96 MoM | 正常範囲内 |
「MoM(Multiples of Median)」が 0.5~2.0 の間で安定 していれば正常範囲とのことなので、特に問題なしでした。
メールの文書では、下記のように、リスク値がわかりました▼
◆ダウン症候群(21トリソミー)リスク
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リスク評価:1/11,700
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基準値(カットオフ):1/200
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「Screen negative(陰性)」=リスク低
※ 年齢だけによるリスクは約1/200とされますが、それよりずっと低いリスク1/11,700。
◆神経管欠損(NTD)リスク
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リスク評価:1/1,700
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基準値(カットオフ):2.50 MoM
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陰性(リスク低)
◆トリソミー18(エドワーズ症候群)リスク
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リスク評価:1/100,000 未満
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非常に低リスク
この結果から言えること:
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ダウン症・神経管欠損・トリソミー18のいずれもリスクは非常に低く、陰性
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ホルモンバランスや胎児の発育指標もすべて正常
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年齢によるリスクよりもかなり良い結果が出ている
とのことで、ひとまず安心。
NIPTしない予定です。
この通知で悪い結果が出た場合は、すぐに先生に相談する必要があります。
もし「1/200」などリスクが高めだった場合、以下の追加検査が検討されます▼▼
検査 | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
NIPT(新型出生前診断) | 母体の血液から胎児のDNAを検査 | 精度高(陽性なら羊水検査を推奨) |
羊水検査 | 羊水を採取して染色体を直接調べる | 確定診断になるが、流産リスクあり(0.1〜0.3%) |
サミティベート病院30代出生前診断かかった費用
出生前診断である統合スクリーニング検査(Integrated Test)」(採血+エコー)のときにかかった費用は以下の通り。
※2025年、先生によって多少異なる可能性あり
◆合計:約 9,496.00 THB
項目 | 内容 | 金額(THB) |
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Lab Investigation and Pathology | ||
ダウン症スクリーニング検査 | 6,600.00 | |
PAPP-A (1st trimester) | 妊娠初期の血清マーカー(ダウン症などの指標) | 398.00 |
β-hCG (free beta-subunit) | 同じく血清マーカー、妊娠ホルモン関連 | 398.00 |
Ultrasound Obstetrics (OB/G) | 頚部浮腫(NT)計測含む超音波検査 | 2,100.00 |
日本でも4〜5万円の検査であることが多いようなので、おおよそ同じ程度の費用だと思われます。